CURACAO STORY
COTTONCHROME STORY
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黄昏.........たそがれ..........薄暮

太陽が水平線下に沈んでから、
すべてが暗闇につつまれるまでの
美しい、貴重な時間

たそがれどきが ひときわ似合う島々が 3つ
浮かんでいる。
Aruba + Bonaire + Curacao 
アルーバ     ボネーア      キュラソー 

ABC 諸島
と呼ぶ人もいる

カリブ海最南端

ヴェネズエラ 
南米 Venezuela のすぐ沖合いに
並んでいる。

ただし、A-C-B の順に 西から。

島々にはいつも強い風が吹いている。

帆船時代の船乗りたちには、
いつも決まって北東から吹く風は
おおいに頼りになった。

大海原を越えて貿易にいそしむ航海の味方...
Trade wind 貿易風と名付けた。

島々には高い山はない。
遮るものがない島の上を
風は超特急でかけぬける

島々は砂漠のようだ。
砂ではなく、赤茶けた岩の砂漠だ。
サボテンが目立つ。

高い山がないから、
風が山に当って雲になり、雨を降らす...
ということがないのだ。
かろうじて伸びようとする木々は
風になびきながら育ち、
南西にかしいだ姿にかたまる。

ディヴィ・ディヴィ・トゥリー
Divi Divi Tree
と現地ではいう。

いつも強い陽光がふりそそぐ。
北緯約10度の強烈な日差しが入り江の海を干す。
干上がりかけた潟に生える藻類を求めて
Bonaire ボネーア島にはFlamingo フラミンゴが渡って来る。

カリブ海にオランダが引っ越してきたら
どんな街ができるだろうか?

冬の北海の鉛色の空の呪縛から開放された自由な心が
楽しいpastel パステル・カラーのファサードを生んだ。

1950's American Dream のような色遣いの街角...。

だが、流れてきたHotel California
Eagles ではなく、Carlos Santana...!

ほとんど南米...という土地柄から、
地元の人は、スペイン語も話す。
もちろん、オランダ語も、American English
ほとんどの人が話す。

だが、一番飛び交うのは、Papiamento パピアメント語。
鳥がさえずるように軽やかな響きだ。

2月にはラテンの伝統のcarnival カーニヴァルが
盛大に通りを埋める。
白人も、黒人も、職場ぐるみで衣装を揃え、山車に凝り...。

でも、ここはやはりオランダ領。

山車にはキュラソーでも作られている
Amstel Beer アムステル・ビールも加わる。


ボネーア島の塩田。
強い貿易風に浪の華が舞う
幸せな島々だ。

だが、昔から楽に暮らせたわけではない。
塩田で海水から天然塩が採れるほど
少雨な気候だから、
発電兼用の海水淡水化施設が整うまでは
大変だった、と言う。

日本の技術も貢献したとか。

オランダの植民地としての負の遺産も姿を残している。

Bonaire のとある浜辺に並ぶ不思議な小屋の列。
犬小屋にしては大きく...。

なんと、アフリカから連れてきた黒人奴隷用団地の
慣れの果てだ。

おとなは立てないほど屋根が低い。
そのくせ、時々襲うハリケインにも壊されないよう
コンクリートで頑丈にできている。

なんという、抜け目ない、経済効率至上主義。

「どうしても見てもらいたかった...祖先の苦労を」
と、案内してくれた人がつぶやいた。

    エイヴィエイター
映画 AVIATOR にも描かれた
      ハワード・ヒューズ
大富豪HOWARD HUGHES
 ロッキード
LOCKHEEDに注文して開発した
Aruba からは、もやが晴れた日には対岸の南米 
Venezuela ヴェネズエラの山並みが見える。
そのヴェネズエラでは、石油が採れる。
流線型で人気の旅客機コンステレイション。
当時、世界一の航空会社だったPAA
Pan American World Airways が
南米路線にも就航させていた。
Maracaibo マラカイボの油田は昔から有名だ。
その石油を精製してアメリカなどに輸出する施設が
キュラソーの経済を昔(1914年)からささえてきた。
第二次世界大戦が終わり、
とくに1950年代にプロペラ旅客機の黄金時代を迎えると、
New Yorkから南米に向かう定期便に
精製したばかりのガソリンを給油する中継地ともなり、
観光も盛んになった。
さらに、カリブ海周遊の豪華客船の寄港地ともなり、
キュラソーは今日まで、南米などの周辺地域より、
恵まれた暮らし向きを整えてきている。

こうして寄港する客船やタンカーを通過させるため、
   ポントゥーン・ブリッジ
開閉式の浮橋 Pontoon Bridge が生まれ、
キュラソーの名物 No. 1 となっている。

暮れなずむ頃、

この水辺にはなんとも言えない優しい雰囲気が漂う。

周辺のレストランから洩れてくる灯火と団欒のさざめき、

対岸の往来、そして

島々の来し方すべてを映しこむような水面の輝き...。


Twilight Time
      プラターズ
The Platters の名曲でおなじみになったこの言葉

トワイライトとは

もともと、「昼間の強い光」と「夜のかすかな光」が

ふたつとも入り混じることから生まれた言葉だという。

電気のおかげで、現代のトワイライト、つまり、

「二通りの光」とは

「自然の光」と

「人々の営みの灯火」

でもあるのだろう。

そして、この光景に「なにか」を感じてシャッターを切ったとき、

私が見ていたのは この曲の出だしそのままに

The heavenly shades of night are falling...

『天国のような夜の蔭が舞い降りようとする...』

この貴重なひとときに

「目に映る光」と

「心に去来する光」であった、とも思う。

多分、これからも。
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「なにか...」 を感じさせる 「空気感...!」を

楽しみながら 発信する 素敵な貴人に...
「光と空気感」の世界を
探訪する
「なにか」を感じる「光の空気感」を
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